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iPhone の容量がいっぱいになったら、何から片付けるか

最終更新 2026年9月23日

容量を食っているのは、たいてい動画です。 空け方は「消す」「預ける」「小さくする」の3つ。思い出を消したくないなら、まず小さくするところから。 ただ、元のデータを残したままでは1バイトも空かないことだけは、先に知っておいてください。

「ストレージの空き容量がありません」。撮りたい瞬間にかぎって、この表示が出ます。 あわてて古い写真を1枚ずつ消しはじめても、なかなか空きません。

片付けには、楽な順番があります。この記事では写真と動画に絞って、 どこから手をつけると早く、しかも後悔しにくいかを順に書きます。

まず、何が場所を取っているかを見る

設定 > 一般 > iPhone ストレージ を開くと、アプリごとの使用量が大きい順に並びます。 たいていの人は、ここで「写真」がいちばん上に来ます。

その「写真」の中身も、場所を取っているのは写真より動画です。 写真は1枚あたり数MBですが、動画は撮るときの設定しだいで1分あたり60MBから400MBほどになります。

動画1分は、写真何枚ぶん? 写真1枚 約3MB これを1枚として数えます 動画1分 1080p 約60MB 写真 約20枚ぶん 動画1分 4K 約170MB 写真 約60枚ぶん 動画1分 4K・60fps 約400MB 写真 約130枚ぶん
動画は iPhone の「設定 > カメラ > ビデオ撮影」に出る1分あたりの目安(高効率のとき)。写真は1枚約3MBとして数えています。機種や撮るものによって変わります。

4K や 1080p は、動画のきめ細かさの呼び名です。fps は1秒あたりのコマ数で、多いほど動きがなめらかになります。 自分の iPhone がどの設定で撮っているかは、設定 > カメラ > ビデオ撮影 で確かめられます。 その画面の下に、1分あたりの容量の目安も出ています。

つまり、写真を何百枚も消すより、長めの動画を数本片付けるほうが、ずっと早く空きます。 写真アプリの「メディアタイプ」から「ビデオ」を開くと、動画だけを並べて見られます。

空け方は3つ:消す・預ける・小さくする

1 消す いちばん確実に、すぐ空く 手放すもの:その写真や動画そのもの 2 預ける(iCloud) 元は iCloud へ。iPhone には軽い版だけ 手放すもの:月々の料金、見るときの通信 3 小さくする 作り直して軽くする。見た目はほぼそのまま 手放すもの:きめ細かさを少し どれか1つを選ぶ必要はありません。 → 消したくないものは、まず小さくする
どの空け方も、何かと引き換えです。組み合わせて使えます。

消すのは、いちばん確実です。ブレた写真、同じような写真が何枚も、もう見ない画面のスクリーンショット。 迷わず消せるものから消していけば、それだけで思ったより空くこともあります。 iCloud 写真を使っている場合は、iPhone で消すと iCloud とほかの機器からも消えることだけ、覚えておいてください。

預けるのは、iCloud 写真の「iPhone のストレージを最適化」です。 元の写真や動画は iCloud に置いておき、iPhone の空きが少なくなると、見るのに十分な軽い版だけを手元に残します。 引き換えになるのは、元のきめ細かさで見るときに通信が要ること。 それから、iCloud を無料で使えるのは5GBまでで、写真が多いとたいてい月々の料金がかかることです。

小さくするのは、写真や動画を作り直して、容量だけを減らす方法です。 きめ細かさと画質を、見た目が変わらない範囲で少しだけ落とします。 たとえば 4K で撮った動画を 1080p にすると、iPhone の画面で見返すぶんには十分なきれいさのまま、 容量はたいてい半分以下になります。

どれか1つを選ぶ必要はありません。要らないものは消し、消したくないものは小さくする。 それでも足りなければ預ける。この順番だと、お金も思い出も減らさずに済みます。

小さくする前に、よけておきたいもの

小さくした写真や動画は、元のきめ細かさには戻りません。 大きなテレビに映したい動画、あとで編集するかもしれない動画、プリントしたい写真は、 元のまま残しておくと安心です。

もうひとつ、撮った日時と場所が引き継がれるかも見ておいてください。 日時が抜けると、小さくした写真が写真アプリの「今日」の位置に並んでしまい、あとで探しにくくなります。

気をつけたい2つのこと

元を残したまま 元の動画 100MB 30MB 小さい版 合計 130MB。空くどころか増える 元を消すと 30MB 元は最近削除した項目に30日 小さい版 30日たつか、そこを空にすると 70MB 空く
小さい版で十分かを確かめてから、元を消します。

ひとつめ。小さくしても、元を残したままでは空きません。 100MBの動画から30MBの小さい版を作ると、iPhone の中には両方が並びます。 合計は130MB。空くどころか、かえって増えています。 小さい版で十分だと確かめて、元を消したときに、はじめて容量が空きます。

ふたつめ。消しても、30日間は空きません。 写真アプリで消したものは、「最近削除した項目」に30日間残ります。 うっかり消したときに戻せる、ありがたい仕組みです。ただ、そのあいだは容量も使ったままです。

すぐに空けたいときは、写真アプリの「ユーティリティ」の中にある「最近削除した項目」を開いて、 本当に要らないと確かめたものを削除します。ここで消したものは、もう戻せません。 急がないなら、30日待つのがいちばん安全です。

連写した写真は、見えないところで増えている

連写 1組 1枚に見える 中身は何十枚も 1枚残す いちばんの1枚 画質はそのまま 残りのぶんが空く
連写は、写真アプリの「メディアタイプ」の「バースト」にまとまっています。

シャッターを押し続けて撮る連写(バースト)は、写真アプリでは1枚に見えます。 でも中には、押していたあいだの写真が全部入っています。押していた長さによっては、1組で何十枚にもなります。

1組の中からいちばんいい1枚を残して、あとを消せば、画質はそのままで容量が減ります。 写真アプリでも、連写の写真を開いて「選択」から、残す写真を選べます。 連写は「メディアタイプ」の「バースト」にまとまっているので、そこから順に見ていくと早いです。

片付けの順番

始める前に、残したい写真がどこかに控えてあるか(iCloud やパソコン)だけ確かめておくと、あとが気楽です。 そのうえで、この順に進めます。

  1. 何が多いかを見る。設定の「iPhone ストレージ」で、写真がどれくらいを占めているかを確かめます。
  2. 連写を1枚にする。画質を落とさずに減らせる、いちばん割のいい片付けです。
  3. 大きな動画を小さくする。要らない前後を切り落とすだけでも、かなり減ります。
  4. 元を消す。小さい版で十分か、何本か見て確かめてから。
  5. 急ぐなら「最近削除した項目」を空にする。ここから先は戻せません。

アルバムダイエットでやる場合

この記事の「小さくする」と「連写を1枚にする」を、まとめて引き受けるアプリとして アルバムダイエットを作りました。もともと自分のために作ったアプリです。

始める前に「約 3.2 GB 空きます」のように、空く量を数字で先に出します。 すでに小さい写真や、一度小さくしたものは、最初から数えません。 写真は元を残す、動画は元を消す、が最初の設定で、消す前には必ず確認が出ます。 撮った日時と場所はそのまま引き継ぎ、写真も動画も iPhone の外へは出しません。無料で、広告もありません。

App Store でダウンロード(無料)